概要

動画紹介

ニューロトラッカーの概要をご紹介します(日本語字幕版)

発明者(開発者)について

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Jocelyn Faubert(ジョスリン フォーベー)

カナダモントリオール大学 精神物理学部 教授

競技パフォーマンスのためのニューロトラッカー概論

認識と注意力は、スポーツ選手がフィールドで正しい判断を行うための重要な能力です。脳内で認識に最も負荷がかかることの1つに、複数球体追跡(自分の周囲の複数の地点に注意を分散させる知覚能力。)があります。フィールドでは、周囲を動き回っている他の選手を認識し、パターンを特定し、他の選手の動きを予測し、実際の動きを瞬時に判断する必要があります。注意力は、選手が自分の精神に集中し認識を保つために使わなければならない力です。注意力の喪失は認識ミスにつながります。

ニューロトラッカーは複数球体追跡によって注意力をテストするものであり、認識と集中の基本的要素に的を絞っています。ニューロトラッカーでは選手に対し、速いスピードの中で意識を集中することを繰り返し要求して、負荷をかけます。科学的な調整プロセスを通じて、プレッシャーが最も高まる試合状況においても認識と集中力を維持できるように、能力を高めます。

スポーツでは、どのように視覚を利用しているのか?

私たちは、主に2つの経路で視覚情報を受け取っています。1つ目の経路は、中心窩によってもたらされる詳細な視覚です。その範囲は視野全体のごく一部にすぎませんが、きめの細かい情報が提供されます。2つ目の経路は周辺視野です。視野の大部分を占めますが、詳細や焦点はほとんど得られません。焦点が合っているように思える全体像を脳が構成できるのは、風景全体に向けて眼球を素早く動かしていることによるものです。

視野はどのように認識されるのか?

周辺視野は物体の動きや色に関する多くの情報を取得します。この周辺情報を処理する脳の部位は、物体の詳細情報を処理する部位とは全く異なります。実際、脳における運動追跡は詳細分析とは全く別個に行われており、これら2つの機能は脳の別々の領域で制御されています。目まぐるしく変化する複雑な環境においては、一般に、動きを追うことの方が詳細を認識することよりも重要性が高いものです。これは、その環境に慣れている場合(運動場やフィールドなど)に特に当てはまります。

注意力はパフォーマンスにどう影響するのか?

目を開けているからといって、私達の脳が目の前にある情報を有効に活用しているとは限りません。脳が取り込む大量の知覚データは、その約80%が毎秒20億件もの視覚情報で占められています。脳が有意義な処理を行えるのは、このデータの中のごく一部にすぎません。そこで、何に注意を向け、どのように精神を集中させるのかは、私達の認識に大きな影響を与えます。運動能力に大きく影響する注意力には、少なくとも6つの種類があります。

どうすれば知的筋肉を最大限に活用できるのか?

一流スポーツ選手と他の人との違いは、フィールドで優れた判断を下せる点にあることがわかっています。適切な認識と注意力がなければ、質の高い判断を下せないこともわかっています。そこで、認識と精神集中の基になる脳の機能を区別すれば、集中的に訓練することが可能になります。これは、スポーツ選手の脳の強化に大きな効果があります。

ニューロトラッカーのトレーニングが脳に与える変化(脳の可塑性)

ニューロトラッカーは、神経可塑性という現代の神経科学理論を活用します。脳は、信じられないほどに順応性が高く、パフォーマンス要求に対して対応するために自身を変化させます。驚くほどの聴覚を持つ盲人の話をよく見聞きします。これは、脳が必要に応じて最も効率的に脳の神経系統の配線を再編成するからです。ニューロトラッカーは脳に動きの追跡や注意の集中(認識と集中力の重要な要素)を反復して行わせることで、脳の神経網を再編成し効率的に作用するようにします。


ニューロトラッカーについて

トレーニングの流れ(複数球体追跡トレーニング)

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初めにスポーツのパフォーマンスを決めるのは脳力

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いくら身体(筋肉)を鍛えても、それだけではスポーツのパフォーマンスをあげることはできません。あなたが上手くならないのは、脳力のトレーニングができてないからかもしれません。ニューロトラッカーは、脳の可塑性を最大限に活用し、パフォーマンスを最高レベルに導くツールなのです。

1.空間認知能力が決めて

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スポーツシーンで最も重要な脳力は、空間認知能力です。自分の周りの敵と味方、ボールの動きを的確に把握して、対応する力です。ニューロトラッカーはこの脳力を格段に高める唯一のトレーニング法です。また、今、自分の身体の部分がどのようになっているかを判断するのも空間認知能力です。今まで注意力とか集中力といわれてきた脳力も空間認知能力の一部ですので、試合中、常に注意と集中を保ったいわゆる「ゾーンに入る」ことが可能となります。

2.もう一つの決め手、周辺視

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空間認知能力は周辺視と結びついています。ただ、周りが見えているだけではスポーツにはあまり役立ちません。自分の周りがよく見えて、それを脳が認識し判断しなければなりません。加えて、自分のからだを素早く動かすことまでいって初めてパフォーマンスとなります。ニューロトラッカーはその一連の過程をまとめて伸ばすことができます。

3.そして、予測能力

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周辺視と空間認知能力の先にあるものが、予測能力です。人間の記憶は、イメージ記憶として保存されていて、過去のイメージから、目の前の出来事を判断して行動にうつします。この脳力が高まることで、予測能力が生まれるのです。ニューロトラッカーは空間認知能力を高めることで、予測能力も高めます。

最後にスポーツ科学に裏づけられている

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ニューロトラッカーは多くの研究と実践調査に基づくスポーツ科学的なトレーニング方法です。パフォーマンスを効率よくかつ最大に高めるために、トレーニングの原則に基づいた負荷を脳に与えます。すなわち、その人の今のレベルに最適な負荷を計算して、個別性の原則、過負荷の原則、反復性の原則に基づいてトレーニングを進めていきます。

ニューロトラッカーによるベネフィット

  1. プレッシャーに負けない力。
  2. パフォーマンス維持。向上。
  3. 記録伸ばす。縮める。「壁を破る」。
  4. ケガをしないカラダつくり。
  5. ケガからの早期 回復「リハビリ」。
  6. 選手寿命を延ばす。
  7. スランプからの早期脱出。
  8. 恐怖心克服。
  9. 自信回復。
  10. 集中力( 注意力) の向上。
  11. チーム力の向上。

ニューロトラッカー スポーツ以外の分野への応用

  1. 軍の関係者。
  2. 芸術「画家、彫刻家、囲碁、将棋」。
  3. ADHD.ADD。
  4. 能力開発「人材開発」。
  5. クレー、ライフル射撃。
  6. 軽度認知症(MCI)。
  7. 弓道、アーチェリー。
  8. F1 レーサー。脳しんとう。
  9. 選手のスカウトに活用。