概要

ニューロトラッカーについて

1.空間認知能力が決めて

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スポーツシーンで最も重要な脳力は、空間認知能力です。ニューロトラッカーはこの脳力を格段に高める唯一のトレーニング法です。ボールゲームでは、自分の周りの敵と味方やボールの動きを的確に把握して、対応する力が求められます。さらに、動く物体への集中を持続させることも重要です。試合では以下のような場面で重要になります。

  • 周囲の選手の動きを把握する。
  • 視野に入ったり、視野から外れたりする選手の動きにパターンを見出す。
  • 動きを見て、その軌道を予測する。
  • 全体の状況を見る、聞く、感じる(触覚)
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    また、今、自分の身体の部分がどのようになっているかを判断するのも空間認知能力です。例えば、野球のピッチャーの制球力は、肩の位置、肘の高さ、指先とボールの接触具合(圧や握り方)などを、総合的に把握できるかに関わっています。したがって、ただ闇雲に多くの球を投げたからといって、コントロールは良くならないのです。身体への負担を増すだけです。卓越した空間認知能力を備えれば、自ずと制球力はついていくでしょう。

    ニューロトラッカーは、個々のプレーや状況に対するトレーニングを行うのではありません。あらゆる場面に通用する基礎を脳にすり込むのです。例えば、ウェイトトレーニングによって筋力がつけば、それは、走ること、ボールを蹴ること、打つこと、投げること、相手との接触に耐えることなど、あらゆる場面に活用できます。ニューロトラッカーによるパフォーマンスの向上も同じ意味を持っているのです。

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    さらに、今まで注意力とか集中力といわれてきた脳力も空間認知能力の一部ですので、試合中、常に注意と集中を保った状態、いわゆる「ゾーンに入る」ことが可能となります。
    高速で移動する複数の物体を追跡することは、格段の注意力が必要となります。選手の注意力は、情報が多いとき(人間の数、ボール、注意するポイントなど)や、心理的・身体的プレッシャーを感じているときに低下します――スポーツではよくある状況です。一瞬でも注意力が低下すれば、試合の勝敗を大きく左右します。一流の選手でさえも、大きな試合の重大な局面で精神の集中を失うことがあります。

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    ニューロトラッカーは、注意力のトレーニングとして非常に優れています。非常に高度で複雑な課題を与えるので、心理的負担が大きく、集中力が低下するとすぐに失敗するようになっています。注意力にはいくつかの種類がありますが、最高のレベルでパフォーマンスが発揮できるようになるには、これらを習得することが必要です。ニューロトラッカーは、これらの一つひとつを特別な方法でトレーニングします。


    ニューロトラッカーによって鍛えられる注意力の種類

    <動体注意力>
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    対象が、視野に入ったり、視野から外れたりする動きが速い場面や、フォーメーションの変化に注意を払うときに必要になります。これはパターンの認識や戦術の把握において重要な能力です。

    <分散的注意力>

    視野全体に点在する複数の目標に対する認識力を高めるうえで不可欠です。視野が広くなるほど目標をとらえることが難しくなるため、周辺視と特に関係性の深い能力です。

    <選択的注意力>

    最も重要な目標に意識を集中させ、他に気をとられることがないようにする能力です。チームスポーツでは、相手方からの攻撃やパスのチャンスに対して、優先順位に応じて注意力を絶えず振り分けなければなりません。

    <持続的注意力>

    フィールド全体のイメージを頭のなかに思い描き、試合の展開に従ってそのイメージを迅速かつ継続的に更新することを可能にする能力です。スポーツでは高度な可変性と持続性の双方を備えた注意力が求められるため、スポーツ選手はこのスキルを極限まで発揮する必要があります。